Q. 長期の(5年以上とか)の単身赴任を経験された方(本人・ご家族)に質問です。
何年でしたか?
帰ってきてから、家族関係・夫婦関係で変わったこととかありますか?
単身赴任で家族・夫婦の絆は切れませんでしたか?
単身赴任とは、一定期間を家族と離れて暮らすことになります。
ただ、
「赴任期間は一般的にはどれくらいなのか?」
「あまりにも長いと、待っている方も限界がある」
と悩む人は多いようです。
そこで本記事では、一般的な単身赴任の任期と、「限界」と言われる期間を調査しましたので、以下で詳しく解説します。
単身赴任は何年?一般的な単身赴任期間
2年程度の短期単身赴任があれば、5年や10年、もしくはそれ以上の長期単身赴任もあります。
では一般的に、単身赴任は何年とされているのでしょうか?
調査したところ、企業によって異なるものの、単身赴任は「3年」がひとつの区切りになっているようです。
その理由としてひとつは、
単身赴任をしている当事者や、彼らと同じ職場の単身赴任者たちが、「3年程度の任期」という声が多いこと。
「3年ごとに転勤でした」「3年が延長されて5年になった」「3年×3回で9年赴任していた」
Yahoo!知恵袋より
もうひとつは、
全国の中〜大企業を対象とした調査で、直近の転勤経験での赴任期間が、国内・海外共に「3年」が多いことです。
・国内転勤では、「2 年程度」が21.6%でもっとも割合が高く、次いで、「3 年程度」(19.6%)
・海外転勤では、「3 年程度」が21.7%でもっとも割合が高く、次いで、「2年程度」(19.8%)
また、ジョブ・ローテーション(定期的な人事異動)を行う企業は多く、その期間が「3年ごと」であることから、3年というスパンは妥当な期間と言えます。
しかしながら、赴任期間が延長されたり、続けて別の場所へ赴任することもあるので、3年で終わらない可能性も十分あります。
単身赴任前に期間を打診したとしても、必ずしも3年で終わるとは言えなさそうです。
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「企業の転勤の実態に関する調査」
単身赴任は何年が限界?当事者と家族の声
実際のところ、何年が限界かは一概には言えず、家庭環境や価値観によります。
単身赴任は法律上の制約もなく、会社の辞令次第で何年でも延長し得るため、物理的な上限は存在しません。
赴任者の中には15年、20年というケースもある以上、限界を数字で定義することは難しいでしょう。
しかし、心理的・現実的な限界という視点で考えてみると、多くの人にとって5年を超えるあたりから、かなり長い別離生活と感じるようです。
というのも、長期の単身赴任になると、
「本当に家族と言えるのか」
「一人暮らしの方がお互いにいいのでは」
「戻ったところで居場所があるの」
といった声が多く見受けられ、5年という数字は深刻な悩みが生じやすい水準と言えそうです。
単身赴任を選ぶ人って?赴任の回数、主なエリア
転勤が決まり、単身赴任か家族で引っ越すか選択が迫られます。
その時に単身赴任を選ぶ人はどれほどいるのか?
単身赴任の回数と、主な赴任先を合わせて調べてみました。

まず、単身赴任を選ぶ人は思いの外多いです。
約7割が家族と離れることを選んでおり、単身赴任が企業文化として根強いことがうかがえます。
また、単身赴任を前提とした企業の制度や環境(福利厚生)が整っている可能性が高いです。
但し、家族の生活(子どもの学校・配偶者の仕事など)の都合で、家族揃って引っ越すことを選ばないケースも考えられます。

単身赴任の回数ですが、若年層ほど年齢的にも回数を得られないため、「1回」または「2、3回」が多いです。
これに準じて、年代が上がるごとに「転勤回数が多い層」の割合が増加しています。
全体で見ると「5回以上」が24%と比較的高いのですが、転勤が頻繁な職種や役職といった、一部の人に転勤が偏っている可能性も考えられます。
順位 | 海外 | 国内 |
1位 | 中国(15%) | 東京都(19%) |
2位 | アメリカ(11%) | 大阪府(13%) |
3位 | タイ(9%) | 愛知県(11%) |
4位 | シンガポール(8%) | 福岡県(同率6%) |
5位 | 香港(6%) | 神奈川県(同率6%) |
転勤先で多いのは、海外は「中国」で国内は「東京」のようです。
この背景には、中国は多くの日本企業が進出しており、生産背景となる工場や提携会社も多いためです。
そして国内においては、東京は本社を構える企業が多く、これに伴い取引先や下請け会社なども集結していると言えます。
エン・ジャパン:ミドル世代2,000人に聞いた「転勤(単身赴任)」に関する調査
以上の内容から、3年前後の期間が多く、年齢に応じて赴任の回数も増える可能性が高いことがわかりました。
単身赴任の回数が多くなれば、その分引越しの負担も大きくなります。
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